2017年2月6日月曜日

革への彫刻

革への彫刻についてのお問合せが数件続いておりますので、
以前の記事を少々焼き直しして掲載します。
思っていた以上に修正部分が多かった…(涙


当店では皮革製品への彫刻も承っています。

イベント限定ブレス
梵字+彫刻用外国語フォント

革はどうしても柔らかいですので、
彫刻機の刃が当たると沈んでしまいます。
また刃で引っかいて彫刻をしますので、
彫刻部分が細やかになると繊維が余分に取れてしまいます。
そのため素材の固さによりましては厳しいことも。

文字を彫刻する際には文字の種類(フォント)をお選び頂くのですが、
革へ彫る場合は特に彫刻用漢字フォントをオススメしています。

彫刻用漢字フォント
全て1本の線で表していますので失敗が少ないです

彫刻用フォントには他に彫刻用英数フォント3Lもありますが、
この文字ですと縦のラインを3本で表していますので
細やかな彫刻となり革には向きません。

彫刻用英数フォント3L
この画像ではわかりにくいですが縦のラインを3本の線で表しています
そのためラインとラインの間が非常にせまく
繊維がめくれてしまう可能性があります

また他のフォントは中を彫った後外枠を彫ります。
そのためどうしても細かい部分が削れてしまい、
文字が潰れやすいといった特徴があります。
簡単な文字でしたら文字が潰れる可能性は低いのですが、
筆記体や飾り文字、そして画数の多い漢字などになりますと
文字が潰れる可能性がぐんと上がります。
また文字が小さい場合も同様ですね。

最も人気のあります手書き風文字
画数の多い漢字はつぶれる可能性が非常に高いです

レザーストラップ 2トーン ブラック/レッド
手書き風でもこのくらいなら問題なし

英数筆記体1
ココまで複雑になりますと革への彫刻は基本ムリ

同じ理由で画像を彫刻することも難しいため、
革への彫刻の場合は簡単な画像以外お断りさせて頂いています。
レーザーですと革を焼いて彫刻するのでそこまでではないのですが…

イベント限定ブレス
彫刻用漢字フォント+肉球画像

などとかなり制限が増えてしまう訳ですが、
素材の固さやその日の湿度によっても変わりますので
基本はご相談ください。
出来る限りご要望に沿った形で提案出来ればと思っております。


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